猟奇的な彼女」のDVD画面の比較その2

台湾版をプレゼントしていただきましたので、紹介します。
特価販売されていたようで、ラベルに198台湾元とあります。
日本円で750円くらいですね。


台湾版


台湾版はリージョンALLです。
 台湾版は、結論から言うと残念な内容でした。日本版、韓国DC版がスクィーズ収録されているのに対して、台湾版は4:3TV用にやや逆スクィーズ収録されているので、対等な条件だとは言いがたいのですが、同一のPC、再生ソフト、シーン、画像加工ソフトを使った比較です。縦横比は修正してあります。
冒頭のシーン。

KR版

TW版

台湾版は何よりタイトルの時点で、フィルムの傷の多さに驚きます。
その後このシーンですが、全体にコントラストが弱く、色調が赤いです。
また、4:3収録のため、左右がトリミングされています。


KR版

TW版

うーむ、赤い。


KR版

TW版

「荒れ」が目立ちますね。


「新道林(Shindorim)駅」です。

KR版

TW版

左右がトリミングされている反面、上下が広くなっているのが良く判ると思います。


富平駅のバスキンロビンス(実際は江南ポスコセンタービル地下1階で撮影)にて。
「死にたいの?」

KR版

TW版


「コーヒーにしなよ!」のシーン。

KR版

TW版

「喝だこりゃ!(大沢親分風)」


終盤の彼女。

KR版

TW版


「こいつも喝だ!(大沢親分風)」
ざらつきがすごいです。
背後の地面もgif画像かと思うくらいに大雑把なグラデーションに。


 台湾版は音声がドルビーデジタル2chですし、映像特典もありません。フィルム素材は傷とゴミから判りますが、韓国版と同じなのに、それでこの画質はひどすぎます。映像部分の容量を調べると、3,622MB。これは片面1層なのではないでしょうか?韓国DC版の5,900MBに比べてあんまりな状態でした。本編のバージョンは日本版と同じ劇場公開時のものです。それからすると、高品質な日本版がある以上、コレクターズアイテムとしての価値しかないでしょう。ひょっとして台湾版は韓国版のビデオCDに字幕を入れて、そのままDVDにしたのかも?(笑)04/09/26

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