川本喜八郎コレクション
三國志
ROMANCE OF THE THEE KINGDOMS


■箱の正面
 せんだみつおの声とあいまって、どことなくなく面白いキャラクターになっています。大酒呑み、乱暴、しかし涙もろく豪傑というイメージは全く違っていませんでした。趙雲にやきもちを焼くところなど、かわいい感じです。

 人形劇の原作は立間祥介。そのせいか、「桃園の誓い」の至る過程が大幅に違います。横山光輝版では、劉備にほれ込んだ張飛がすでに兄弟分である関羽に知らせ、3人がめぐり合うことになるのですが、人形劇では関羽と張飛に面識がなく、些細なことで喧嘩をはじめた2人を仲裁に入ったのが劉備という感じで、DVDを見て思わず「何でやねん」と突っ込みを入れてしまいました。正直なところ「演義」なのでどちらでも良いのでしょうけれども。(笑)

 横山光輝の三国志は、新装になった文庫版をお勧めします。筆者自身が後書きで書いていますが、「資料が間違っていた点を直し、吹き出しの文字も新しく」なっているそうですから。また、三国志は前出の項羽と劉邦、そして「史記」を読むとより面白くなるでしょう。1つ1つのパーツが物語としてパズルの様に組み合わさっていくのです。僕はこれにも感動しました。
張飛翼徳
メーカー 海洋堂
箱のサイズ 251×251×101mm(幅/高さ/奥行き)
商品サイズ 160mm(武器・飾り台含まず)

兄者〜っ!
今にもせんだみつおの声が聞こえてきそうです。

■正面 ■後姿






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