クラリオン
カラオケ ニューライン
AOSHIMA OTOCON SERIES NO.3

■箱の正面
 「音コン」シリーズの第3弾です。その名の通り実際にスピーカーを内蔵し、音が出せるのです。もっとも音源は別に用意しなくてはなりませんが。

 箱側面のラインナップは後期の商品のためか、充実しています。第1弾と第2弾はプロジェクトとリバティの焼き直しで、この製品は新規起こしだということが判ります。恐らく、もう2度と「カラオケのプラモデル」というのは出ないでしょう。(笑)箱側面のコメントがいい味出しています。原文のまま書きましょう。↓
音楽が無けりゃ、一分一秒たりとも生きていけない音楽好きの人達のために、アオシマからオーディオシリーズが発売されているのはもう知ってるね。でも、これだけじゃ物足りない君達に、プラモデルと音楽のクロスオーバー商品を提供して、より本物思考を満足してもらおうという訳で生まれたのがズバリ「音コン」シリーズなのです。
 自分で作ったプラモデルから、それもオーディオのプラモから、本当に音が出たらこれは拍手モノ。そこで、新開発のマイクロスピーカーが登場。でも、ラジオ工作のようにめんどうな配線は一切なしという簡単さがこのキットの特徴なのです。使い方も簡単、手持ちのTVやラジオのイヤホーンジャックに接続するだけで、音楽が流れてくるというスグレ物。さぁ君もニュープラモへチャレンジしよう

 語りかけ口調の文体です。どうやらヤングをターゲットにするのは止めたようです。「本物思考」は「本物志向」ではないですか?更に「音コン」のコンはコンポであれば綴りは「OTOCOM」になるのでは。(笑)何気に「シリーズ」が太く強調されていたりするのも熱いです。中身もすごく、完璧に再現されています。いまどき8トラックカセットなんて誰も知らないでしょう。そして「クラリオン株式会社承認済」だけのことはあります。こんなおまけも。 

 付属のスピーカーユニットは1個だけで、残念ながらステレオではありません。入力0.1W、距離10cmのサイン波による周波数特性がついています。音圧は1kHzのところで89dBで、70Hzと4kHzにピークがあります。「ドンシャリ」気味のようですね。(笑)直径20mm奥行き8.8mmの割りにはよくやってます。…というよりこれはヘッドホンのダイヤフラムそのものなのでは。

 実は説明書の方に譜面台に載せるための「歌詞カード」がついており、曲名が「め組みの人」「天国のキッス」「ZOKKON命」」「1/2の神話」「22才の別れ」「神田川」「赤ちょうちん」「なごり雪」とあります。当時中学生だった僕はカラオケとは全く縁が無かったのですが、こういった歌が人気あったのでしょうか?

 用意されているスピーカー郡もすごいですね。3ウェイ5スピーカーというのも驚きの豪華さですが、壁に無指向性スピーカー(見た感じ2ウェイ6スピーカー)とスーパーウーファーまで!まるでドルビーデジタルの映画館並です。ひょっとすると「THX」の認定がもらえるかもしれません。(笑)

01/05/13

Clarion
メーカー アオシマ
スケール 1/12
価格 1,200円
箱のサイズ 322×205×60mm(幅/高さ/奥行き)

■箱の側面

商品説明


ラインナップ紹介

■中身

●ML-610(ステレオカセット+8トラックカラオケデッキ)●MA-6100(ステレオカラオケミキシングアンプ)●EX-302A-01(カラオケ当番コントロールボックス)●EX-302A-02(カラオケ当番テープハウス部)●EX-288A(ワンダースコア14)●ワンダフルカラオケ(35本140曲)●MS-9900A(3ウェイ5スピーカ)×2●MS-8000A(スーパーウーハーシステム)●MS-4000A(壁掛無指向性スピーカ)×2●RAA-117(専用ラックユニット)●DMA-096(ダイナミックマイク)×2●WMA-010-102(ワイヤレスマイク)●HBT-082(マイクスタンド)×2●HBT-093(譜面台)●ALA-002(ミュージックライト)●MS-2000A(モニタースピーカ)

■スピーカー

DS-20A型スピーカー

性能表


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