川本喜八郎コレクション
三國志
ROMANCE OF THE THEE KINGDOMS

「蛟竜が淵にひそむは、時期を待ち、天に昇らんがため」
 
玄徳は唇をかみしめた。


■箱の正面
 なんとなく情けないイメージの強い劉備。ですが、人形劇では結構豪傑です。何といってもあの呂布に一騎打ちで勝ってしまうのですから!

さて、三国志に次いで横山光輝「項羽と劉邦」を読みました。これは三国志の前の時代にあたる物語です。主人公の1人、後の漢を興すことになる「劉邦」と劉備は共通点が多いように思いました。

 人望がある、部下に恵まれる、いざというときの決断力に欠ける点などです。もっとも、劉備も漢王朝の末裔であるということですから、似ていて当然かもしれません。それがどちらも天下盗りに関わっているところがドラマであるのです。

 劉備と劉邦が大きく違っているのは、劉邦が酒と女にだらしない面があったことでしょうか?それも劉備の息子で、「愚帝」として有名な劉禅(後の安楽公。敵国魏に降り、捨て扶持をもらい何の野心も持たぬまま寿命を全うした。)が、ちゃんと受け継いでいます。「血」だなぁ、と思いました。(笑)
劉備玄徳
メーカー 海洋堂
箱のサイズ 251×251×103mm(幅/高さ/奥行き)
商品サイズ 152mm(武器・飾り台含まず)

■正面

■後姿


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