■HD Beta One ver.2012 & ONKYO A-1VL(S)


ハードディスクビデオデッキ:
「HD Beta One ver.2012」

プロセッサ:CORE i7 3770K(3.6GHz)Hzメインメモリ:32GBマザーボード:P8H77-Vキャプチャカード:DC-HD1キャプチャソフト:アマレコTV(x264、LAME MP3リアルタイムエンコード)スーパーマルチドライブ:LG電子GH24NS90 SLハードディスクドライブ:7TB搭載電源:hec WIN+ Power 3 550W HEC-550TB-2WK外形寸法:430×170.2×425.5mm(幅/高さ/奥行き)

アンプ:「ONKYO A-1VL(S)」
定格出力:100W+100W(8Ω、20Hz〜20KHz、2%以下THD) ●実用最大出力:200W+200W(4Ω、JEITA)全高調波歪率:0.08%(1kHz、1W出力時)周波数特性:10Hz〜60kHz(CD)S/N比:100dB(LINE、IHF-A)●スピーカー適応インピーダンス:4〜16ΩPHON最大許容入力:130mV(1kHz、0.5%)適応カートリッジ:MM消費電力:195W外形寸法:435×82×390mm(幅/高さ/奥行き)重量:11.3kg音声入力端子:アナログ6音声出力端子:アナログ2(LINE1、PREOUT1)スピーカー出力端子:2(バナナプラグ対応)

 オーディオコンポライクな「静かで作業に没頭できる録画・編集マシン」を目指したONE、そのHD環境(1920×1080)対応版です。OSはWindows XP ProfessionalとWindows 7 Professional 64Bitのデュアルブート。HDDはすべてS-ATA接続で、[1TB(OS用:XP)][2TB(OS用:7)][2TB+2TB(録画・編集用:RAID0)]の計7TBを搭載しています。

 キーとなるのはやはりキャプチャデバイス。HDMIキャプチャカードとしてDC-HD1の搭載は最初から決まっていました。それに加えてカノープスのMTV2000も搭載するつもりでした。しかしMTV2000はPCI-Express接続では、まともに動かないことを実験により確認。キャプチャソフトのアマレコTVの動作まで阻害したので泣く泣く撤去しました。

 MTV2000を残そうと思ったのは、最大解像度が720×480ながら抜群の安定度があり、何よりDC-HD1で予約録画できないことを危惧していたからです。ですが、その危惧は弟が作った予約プログラム[Beta版]で解決したのです。



 Ver.2012は、僕にとって新しい試みばかりでしたので、問題も続出。→詳しくはこちら

 今後も使っていくうちに問題は発生することと思います。でも問題の切り分け→原因の予測→突破口を探し、解決したときの達成感はたまりません。久しぶりに刺激的な日々を送っています。

 完全版になるのはいつのことか。というわけで僕が好きだったBetamaxへのオマージュもこめて、新しいONEHD Beta Oneと命名。

 A-1VL(S)について。ラック兼用スピーカーMX-127AV「凱旋門」を中心としたPCシステムを構成するに当たり、アンプが必要になりました。条件が結構厳しく、それは高さ85mm程度であること。デザインがPCと合っていること。マトリックス接続するのでバランス出力不可であること。そして放熱や音質の関係で、デジタルアンプが望ましいということです。乏しい予算といろいろ見たいということで、とりあえずハードオフへ。そこでA-1VL(S)と出会ったのです。予算オーバーでしたが、新古品な上、条件をすべて満たしています。30分ほど迷って購入しました。

 音質は、一言でいうと「炭酸水のようなさわやかな音」です。とにかくきれいな音、映画を見るには迫力不足。怒涛の低音と速度応答性のフライングモールMA-S160と比べると、極普通のアナログアンプに似ています。デジタルということでフライングモールの音を期待していたので、拍子抜けしました。デジタルアンプにも個性があるんですね。試しにA-1VL(S)のプリアウトをMA-S160に入れて鳴らしたところ、いつものフライングモールの音になりました。A-1VL(S)のプリアンプは味付けなし、メインアンプがさわやかな音を作り出しているようです。


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